Amazon IVSでマネジメントコンソールからTimed Metadataイベントを確認してみた

Amazon IVSでマネジメントコンソールからTimed Metadataイベントを確認してみた

簡単に超低遅延な動画配信ができ、さらに視聴体験のカスタマイズが可能なAWSのライブストリーミングソリューションAmazon Interactive Video Service(Amazon IVS)でTimed MetadataをAWSマネジメントコンソールから確認してみました。
Clock Icon2020.12.09

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はじめに

清水です。Week 2を迎えたre:Invent 2020、メディア系のサービスアップデートが発表されるのはまだかなまだかなと、ヤキモキしていませんか!?そんなときはこれまでに発表されたアップデートを振り返っておきましょう。本エントリで扱う、発表からちょっと経ってしまったアップデートはこちら!簡単にセットアップでき、しかも超低遅延な配信ができるAWSのライブストリーミングソリューションAmazon Interactive Video Service (Amazon IVS)のマネジメントコンソールでTimed Metadataイベントが確認できるようになりました。(2020/11/10にAWS Developer Forumsにポストされたアップデート内容となります。)

Amazon Interactive Video Service User GuideのRelease Notesにはには2020/11/09付けで「Add Metadata Viewing to Console」として記載があります。

本エントリではAmazon IVSでライブストリーミング中にTimed Metadataを埋め込み、それを実際にAWSマネジメントコンソールから確認してみたのでまとめてみます。

Amazon IVSのマネジメントコンソールからTimed Metadataを確認してみた

まずはAmazon IVSでChannelを作成します。今回はオレゴンリージョン(us-west-2)を利用しました。Channelの各設定はマネジメントコンソールで作成時のデフォルト設定を用いています。そしてChannel作成後、エンコーダソフトウェアから映像を打ち上げて実際にライブストリーミングを開始しておきます。

マネジメントコンソールで確認するとこんな状態ですね。

続いて、IVS ChannelにTimed Metadataを埋め込みます。Time Metadataの埋め込みには、AWS CLIのaws ivs put-metadataコマンドを使用しました。

使用したAWS CLIの環境は下記になります。

 % aws --version
aws-cli/2.1.4 Python/3.7.4 Darwin/19.6.0 exe/x86_64

aws ivs put-metadataは以下のCommand Referenceを参考にします。

IVSのUser Guideも参考にしましょう。

Embedding Metadata within a Video Stream - Amazon Interactive Video Service

実際には以下のMetadataでコマンドを実行しました。

まず1つ目、後ほど確認しますが、コマンドを見やすくするように\で改行を入れたのですが、Metadata自体にも\が入ってしまった失敗例です。

% aws ivs put-metadata \
  --channel-arn arn:aws:ivs:us-west-2:123456789012:channel/XXXXXXXXXXXX \
  --metadata '\
    {"question": "What does IVS stand for?", \
     "correctIndex": 0, \
     "answers": ["interactive video service", \
                 "interesting video service", \
                 "ingenious video service"]}' \
  --region us-west-2

続いて2つ目。これはシンプルなデータ。

% aws ivs put-metadata \
  --channel-arn arn:aws:ivs:us-west-2:123456789012:channel/XXXXXXXXXXXX \
  --metadata '{"my": "metadata"}' \
  --region us-west-2

3つ目、1つ目のmetadata内の改行がないバージョンです。

% aws ivs put-metadata \
  --channel-arn arn:aws:ivs:us-west-2:123456789012:channel/XXXXXXXXXXXX \
  --metadata '{"question": "What does IVS stand for?", "correctIndex": 0, "answers": ["interactive video service", "interesting video service", "ingenious video service"]}' \
  --region us-west-2

これらを実行中のマネジメントコンソールのようすが下記です。実際には埋め込まれたTimed Metadataを読み込んだ瞬間に黄色に点滅しながら表示項目が追加されました。

まとめ

Amazon Interactive Video Service (Amazon IVS)のに追加されていた機能、埋め込まれたTimed MetadataのAWSマネジメントコンソールでの表示について確認してみました。実際にTimed Metadataを使用する場合は、Amazon IVS Playerなどと連携したフロントエンド開発に依るところとなりますが、埋め込まれたTimed Metadata自体の確認が容易になるうれしいアップデートではないでしょうか。

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